今日は、食事の楽しさの大切さを書いてみようかと。
アメリカ人は過食症+肥満が多く、どうしたら肥満を減らせるか?
と言うことで、国が本気で取り組んでいます。
ある州によっては、ソーダー類に税金を多くかけたり、マクドナルドのような
ジャンクフードのお店にカロリーをきちんと掲示することを課しています。
どうしてアメリカ人に過食、肥満が多いのか?を調べたレポートがあって、
それによると朝食の大切さが書かれていました。
アメリカの貧困家庭は、子供達に朝食を出さずに学校へ行かせるので
それだと勉強に差し支えるということで、フリーの朝食が学校で出ます。
なので、朝からマクドナルドのフレンチフライが朝食と言う家庭もあります。
このレポートで言っているのは、朝食の中身ではなく、朝食を一人で食べるのか
家族団らんの中で食べるのか?で、過食症になる確率が違うと言うことが
書かれていました。
前々回のブログ内で紹介した拒食症の恵さんも、食事を一人でしていましたね。
拒食症マインドの私も、実は、幼少の頃から食事を楽しんだ記憶がありません。
「ご飯だよ〜!」と言われると、もの凄く憂鬱になって食卓へ向かったのを
今でも覚えています。
一つは、食べるのがとても遅かったので、いつも急かされること。
もう一つは、残すと皿を投げつけられるほど怒られること。
そして、朝、機嫌が悪い父の顔色を伺いなから食事をしなくてはいけなかったこと。
食事=辛い でした。
本来は、食事=生きること。です。
生きるためには、食べないと生きれないのです。
食べれなくなると、人は死んでしまうんです。
だから、食べることと言うのは、生きていくと言うことなんです。
睡眠と同じくらい、それ以上に食べることは、大切なことなんです。
でも、生きていく上で大切な「食」が楽しめなかったら。。。。
「食」が辛いものだったら。。。
やっぱり食べることは、どうでもよくなるんです。
食べることがどうでもよくなれば、生きることもどうでもよくなりがちに
なるんです。
だから、体が悲鳴をあげているのに、食を摂りすぎてしまったり、
または、体に物をいれるのを拒否してしまったりするんです。
だから、「食」ってもの凄い大切なことで、そして、楽しいことで
あるべきなんです。
あまり美味しくなくったって、その場がいつも楽しいものであれば、
食べること=楽しい になるんだと思います。
生きるためのエネルギーである「食」は、楽しい場でないと
生きること自体のエネルギーが得られない。
だから、子供のテーブルマナーより、まずは、子供に食の楽しさを
教えるべきなんです。
小さい子供が、ご飯で遊んでいるように一見みえても、あれは、食べ物に
興味がある、ってだけの話で、遊んでいるのではないのです。
手で掴んだり、潰してみたり。遊んでいるのではなく、興味があるから
色々してみたいだけなんです。
食べ物に興味のない子は、食べ物で遊びもしません。
散らかして食べても、怒らず「美味しかった?」って聞いてあげるだけに
しましょう。物事が分かる年になったら、すこしづつマナーを教えて
あげていっても、全然遅くありません。
それより、いつも「散らかさないの」「遊ばないの」「早く食べなさい」
「残さないの」と、言われながら食べるほどつまらないものは、ありません。
多少遅かったり散らかしても、楽しく食べれたら、生きるエネルギーを
得たんだ。って言うだけのことなんです。
近年、沢山のダイエットまたは健康のための食べ方が紹介されていますが、
それが、本当にいいのかどうかは、その食べ方をして、自分がどれだけ
苦がなく楽しんで食べれるか?だと思います。
私も、良いと言われた食事法は色々試しましたが、苦行だったかなぁ(笑)。
最初は、それが合っていても、季節やその時の体調で、食べ方って変わって
いいと思うし、デトックス効果のある食事をずっと続けていくと、やっぱり
体は今度は補充して欲しいと訴えてくるし。
炭水化物は太らないためにも摂らない方がいいと言うけど、脳には必要だし。
体の毒素を出すためには、朝食は抜いた方がいいと腸内科の先生は言うけど、
脳科学者は、朝食がとても大切だと言う。
ローフードは、消化にいいと言うけど、マクロビでは体を冷やすから
ローフードはダメと言う。
ね?もう、頭ぐるぐる回っちゃって、何をどう食べたらいいか分からなく
なっちゃうでしょ?(こんなことを10年以上も続けておりました私)
食って、もっとシンプルで単純なんです。
食=楽しい かどうか。
ただそれだけ。
食事は、マインドでするのではなく、ハートでしましょ。