前回の続きで、どうして私が拒食症マインドに陥ってしまったかを
もう少し深く書いていこうと思います。
まずは、私の母が異常に細さにこだわる人だった。
覚えているのが、幼稚園くらいの時に、お正月に異常に食べる私に
「そんなに食べたら太るわよ」と制したことがありました。
それから、小学校に入学しても、体重が増えると「太ったわね」と
コメントしてくる母でした。
ここで、食べたら→太る マインドのベースができました。
それから、私は人生太ると言う経験がないまま社会人となりました。
その当時、東京で一番人気のオシャレな美容室に働き出したのですが、
とにかくオシャレであることが、求められたこの美容室、
太ると火あぶりの刑になる勢いでした
太っている=オシャレじゃない という定義の店でした
そこで、初の社会人+初めての一人暮らしで、ストレスから体重が
増えていきました。
案の定、火あぶりでした
「太った?」「ねぇ、太った?」「なんか最近太ったでしょう?」
口を開けば、先輩同期からの太った?攻撃。
ここで、太る=自分は受け入れてもらえないの図が出来上がりました。
母から太るとやたらとコメントが入る時点で、太る=愛されないの図が
なんとなく出来上がっていたうえに、この美容室での「太った?」攻撃で
太ると→愛されない!!!!と言う強い信念体系が出来上がりました。
前回のブログで紹介したビデオの中でも言っているのですが、
拒食症のほとんどの原因は母親だと。
以前読んだ記事の中にも、母親が体重計に乗る数が多ければ多いほど、
子供が拒食症になる率が上がる。と。
これ、結局何がいいたいかと言うと、拒食症=痩せたいんじゃなくって、
拒食症=自己価値、自己肯定が低い
だと思うのです。
自己価値、自己肯定が低いと、結局条件付きの自分でしか
自分を受け入れることができない。ありのままの自分では、ダメ。
そんなお母さんは、悲しいかな、やはり自分がそれを求めるように
子供にも求めてしまう。ありのままの子供をなかなか受け入れにくい傾向が
あるのではないかと思う。
条件付きの自分を求められた子は、条件を自ら自分につけてしまう。
だから、少しでも太れば落ち込むし、こんな自分じゃダメだ。。。
もっともっと頑張らないと!もっともっと完璧に痩せないと!
どんなに痩せていたって、二の腕が気になったし、下っ腹の皮下脂肪が
気に入らなかった。
人から痩せているよね?と言われても、慰めにもならなかった。
39㎏まで落ちた時に、人から「大丈夫?横からみたらペラペラだよ」
と言われた時、ようやく得た至福感。
怖いです。我ながらに怖いです。
でも、たとえ平均体重よりずっと低くても、私には自分が太く見えたし
醜く見えた。頭の中にあるのは、
もっと痩せれば理想の自分になれる
人から認めてもらえる
もう十分なんだ。どんな体型だろうと、どんな私だろうと
自分は完璧で十分なんだ。と言う自己肯定力ゼロ。
どんなに痩せても満たされない。それどころか、もっともっと!と
痩せたい。
太るくらいなら死んだほうがまし。太った自分を人には見せられない。
あぁ、なんて低い自己価値なんだぁ。。。
痩せているから、イケているんじゃない。
痩せているから、美しいんじゃない。
どんな自分にでもオッケーを出せているから美しいんだ。
gucciのパーティでの渡辺直美さん。
インスタントグラムで、細いモデルだせ〜!など叩かれたようですが、
本人、まったく気にせず動ぜず。
本当に美しいし、魅力的。自己価値高いんだろうなぁ、って思う。
痩せるのは悪いことではないし、痩せたい=自己価値が低いと言うわけではなく、
痩せていない自分=ダメ、完璧ではない。
になっていたら、拒食症マインドがあるかも。
どんな自分にもオッケーを出せるようになったら、もっと自分を好きになるし
もっと生きていて楽になる。
今日も、自分にオッケーをいっぱい出そう。
どんな自分でも、オッケーなんだって。