アダルトチルドレンは、受け継がれるものなのか?
あるアダルトチルドレン本によると、アダルトチルドレンは、
受け継がれていってしまうものだと書いてありました。
二人の子供を育てている私は、子供達には同じ思いをさせたくない。
私が子供を傷つけることだけは、ないようにしようと育児には慎重になっていました。
十分に甘えさせてもらえず、早く自立を促され、十分なスキンシップもなく、
自由にさせてもらえずに育った私は、子供達が赤ちゃんの頃からいっぱい抱っこをし、
子供の目線で理解をし、なるべく制限をせずに自由にのびのびと育てたつもりでした。
が、最近、長女のセッションをしたところ、インナーチャイルドが
「ママから受けいてもらえなかった」「ママと通じ合うことができなかった」と、
訴えてくるではないですか。
これは、私のインナーチャイルドが、自己セッションで訴えてきたのと同じ声でした。
なぜ?自分と同じ境遇にならないよう、自分がされたことと反対に育てたのに。
なぜ、私のインナーチャイルドと同じことを彼女のインナーチャイルドは、言うんだろう?
色々と調べて分かったのは、私の母は、アスペルガーでそもそも人と心を通じ合わせたり、
人を受け入れるという事自体が苦手で、それは自分の子供に対してもそうでした。
生まれて初めて人とのコミニケーションのレッスンとなるのが母であり、
そのレッスンの基本となるのが、まず自分を受け入れてもらうこと。
甘えたい時に甘えさせてもらい受け入れてもう。そこで、子供は安心し、また甘え受け入れてもらう。
この繰り返しの中で本来子供は成長していくのだけど、私は、この最初の段階でつまずいてしまった。
自分を受け入れてくれるはずである母が、私を受け入れてくれなかった。
そこで、人とのコミニケーションのレッスンが上手く行われずに育ってしまった。
人に受け入れてもらうという感覚を知らないまま育ってしまった。
だから、人を受け入れると言う感覚が私には、分からないのだ。
自分を受け入れて欲しいという渇望から、人を受け入れると言うことがどういうことなのかを、
体感することなくイメージの中でしか分かっていない。
言葉や態度で、こう言うことをすれば、受け入れたことになるのだろう。
私は、こうして欲しかった。と言うイメージを頼りに育児をしてきた。
だから、子供がしたいと言うことには、理解を示し、やりたいようにさせたし、
子供達を十分に「受け入れ」て育てた。
だたし、その「受け入れ」は、こういうことなのだろうと言う想像で。
なので、私の子供たちも結局のところ、実感としてママから受け入れてもらっている
感覚がないまま育ってしまった。
きっと、ちゃんと親から受け入れてもらって育ったママは、どんな態度で育児をしようとも子供は、
ママに受け入れてもらっているという感覚の中で育つんだろうなぁ、と思う。
もっと遡れば、私の母も、またその母に受け入れてもらっている感覚がないまま育ち、
そのまた母の母もやはり同じように育っている。
悲しいかな、アダルトチルドレンは、こうやって受け継がれていくものだと。
だから、まずは、ママやパパの傷を癒すのが先で、
ママとパパの傷が癒されれば、子供も自然と癒されていくんだと。
では、自分が受けた傷の全ての根元が、幼少期なのか。
インナーチャイルドなのか?の話は、また違う次元で今度、話したいと思います。