潜在意識とは無意識のことで、まさに自分が意識せずに意識していること。
これは、どう言うことかと言うと、意識しなくてもボールが飛んでくれば危ないと意識し避けたり
一度犬に噛まれた経験から、犬を見ると無意識に怖いと感じてしまうようなこと。
過去の経験や情報から、意識せずとも勝手に無意識に感じること。
この潜在意識の役割は、主に自分を守るために働くものが多い気がします。
私が、この潜在意識が働くのを体感したのは、前回のブログで書いたパンドラの箱を見つけてしまった時。
何が一番の問題なのかを自分で探り当ててしまった時に、思考がピッタリと止まってしまった。
長年、私を苦しめている要因が何なのかが分かり、そこを紐解いていきたいと思い、過去のことを
思い出そうとするも、集中しそれについて考えようとすると、面白いくらいにピタリと思考が止まって
前に進めなくなる。もしくは、気を散らすように違う映像や思考が割り込んできてしまう。
それは、まるで、私にそれ以上それに触れることは、危険だよと言っているようでした。
これと同じようなことが、キネシオロジーのセッション中にも起きます。
深い問題に入っていくと、クライアント様の体がピタリと反応なくなってしまうんですね。
筋肉の反射でクライアント様の内なる声にアクセスして、深い問題を探っていかなくてはいけないのに
ピタリと筋肉の動きが止まってしまう。
そう、潜在意識が強く働いてしまうんです。
「だめだめだめっ!その問題に触れちゃだめーっ!」と(笑)。
幼少の頃に、もう傷つかないよう潜在意識が無意識に働いて、もうお父さんお母さん、または先生から
怒られないように、彼らから愛されるようにと自分の内なる声をシャットアウトして無意識の声を
顕在意識に届けていたのに。それで、全てが上手く回っていたのに、今更内なる声聞くなんて、無理〜!
危なすぎる〜!どうすんの?また、傷ついちゃうよ。また問題起こしちゃうよ!
と言う上記の声が潜在意識の声であり、思考を止めたりする作動をしている意識なのです。
幼少の頃に守ってくれていたこの声も、もう大人になれば必要ないものが多いんですね。
と言うか、内なる声を聞いている方がはるかに生きやすいし、聞いていて心地がいいわけです。
だって、自分の声だもん(笑)。
が、この潜在意識、中々の臆病もので用意周到なところがあって、なかなか離れてくれないんですね(笑)。
もう、いなくても大丈夫なんだよ〜。その声届けなくても安全でいられるんだよ〜!と言うのを
分かってくれるまで、居座ってどいてくれないんです(笑)。
まるで、いつも弱いものイジメを受けていた友達を守る友達のように。
でも、この潜在意識がいなくなると、嘘みたいに肩の荷が下りて楽になるんですね。
そして、無意識に働いていた意識だから、自分自身が気がついていないことが多いんですね。
この潜在意識が外れて初めて、今まで自分が人に、こんなに気を使って生きていたのを気づいたり、
色んなことを我慢していたことに気がついたり。
そう、潜在意識は、本当に上手なんです。その辺を気がつかせないのが(笑)。
これが、普通なんだよ〜!と、何とも思わないようにサラリと作動する。
だから、セッション中は指摘されても、「え〜、そんなことないけどなぁ」なんて、思ったり。
いつも頑張っていることを指摘されても、全然そんな風に思わないことが多いんですね。
が、一旦外れてしまうと、あらびっくり。私、すごい頑張っていたんだなぁ。と実感してしまうんです。
これが、キネシオロジーの面白いところ。そして、潜在意識を実感してもらえるところ。
今日も潜在意識の凄さを感じながら、セッションに勤しんでおります。(笑)